赤い公園というバンド
今更ながら赤い公園というバンドをちゃんと聞いてみた。
いや、ちゃんと聞いたことは過去にもあった。正確には「ギターをコピーする前提で聞いた」だ。
遅いと言われるのは百も承知。それでも書き留めておきたい。
彼女たちの曲は全体的にすごくポップでキャッチーだ。初めてちゃんと聴いてみた印象はそんな感じ。俺はポップすぎる曲はあまり好きじゃない。RADIOHEADを聴きながら村上春樹を読んで悦に浸ってるような暗い人間なんで。
だけど楽器に注目して聴くとまた違った印象になる。
なんだこのギターリフは?
なんだこの拍は?
なんだこのコードは?
天才か???
津野さんが亡くなったときにたくさんの人がその才能が消えてしまうのを哀しんでいた。その理由がやっと分かったよ。なんてすごいギタリストであり作曲家だったんだ。
・絶対零度
なんだこれは?天才はこんな曲を作るのか?
3拍子、4拍子、5拍子が入り乱れてる。コピーするのに1番苦戦したしイライラした。
・風が知ってる
赤い公園 - 風が知ってる 【 TVアニメ『とある飛空士への恋歌』EDテーマ】
これもBメロの拍子おかしいですね。なんて言えばいいのかわからんがおかしいですね。
・嘘と恋
吐き気を催すほどのキラキラしたキュートポップ。と思いきやギターリフめちゃくちゃロック。津野さんかっこいいぜ。
・pray
津野さんが亡くなる前の曲だと思ってMVを見ると泣けてくる。こう言っちゃあれだが、津野さんの死をもって完璧な映像音楽作品になったような、そんな感じだ。
たぶん友人にコピーを誘われなかったらこの魅力にはずっと気づかなかっただろう。本当に本当に感謝だしこういうのがあるからバンド仲間は素晴らしいな。